二 地下水を守る

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 隅田川ならびに荒川の沿岸には最近おびただしく工場が進出し、その上集団住宅が建設されて、毎日多量の地下水が揚水されている。また、浦和水脈の供給源地である山の手台地、浦和・大宮台地、比企丘陵、狭山丘陵などにも工場や集団住宅が建設され、浦和水脈に供給される以前に揚水されるところが多くなり、そのうえ武蔵野の象徴である雑木林は、つぎつぎに宅地化されていき、浦和水脈の供給源地帯がせまくなってきた。

 通産省の調べによると浦和水脈の一日の揚水量が五〇万立方メートル、水脈の流動量は一一〇万立方メートルとのことであるから、約二分の一を使用していることになる。

 日本でも例のない豊富な地下水の浦和水脈も、これでは疲労するばかりで、地盤沈下を促進することになる。一日も早く対策を立てて、貴重な浦和水脈の保全を図らなくてはなるまい。