第二節 縄文・弥生時代

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 足立区の歴史は、非常に古いといわれているが、それを実証する確たる資料がなかった。しかし、最近区内数か所から縄文式土器、弥生式土器を発見し、さらに古墳と思われるものが散在しているところから、縄文・弥生の末期から古墳時代にかけて当区内の一部にはすでに沖積層が発達し、新しい土地が形成されて、人びとが住みついていたものと考えられるに至った。


 足立区内での貝塚は、まだ発見されていないが、昭和二十五年七月、毛長堀沿岸の調査によって、足立区のすぐ対岸の江戸袋(埼玉県川口市)に貝塚があることがわかった。また、昭和二十六年二月、毛長堀改修の土木工事によって、花畑町の毛長堀沿岸から縄文式および弥生式土器片が出土したこと、さらに工事の進行により、伊興町谷下二七五番地から安行式土器片が採集され、その後、昭和三十九年、土地改良事業の工事で、谷下二九〇番地から加曾利B式土器片が採集されたことは注目すべきである。