検地帳

337 ~ 340

 検地帳は水帳(御図帳)(みずちょう)ともいう。数か村あるいは一村内における土地の上中下の品等(ひんとう)および各筆ごとに丈量査定をして、その所有者の名をあわせて記録した帳面である。この検地帳には野帳、請野帳および本検地帳の区別があり、野帳は検地実施の際に田畑の中において矢立を使い、横帳へ無雑作に書きとめたもので、この野帳に基づき一字ごとに請書したものが、すなわち請野帳で、さらにりっぱな美濃紙に書き上げ百子紙で表装し、それに上書して内容に印形を押したのが「本検地帳」と称するので、一目、一か村の一筆別に土地所有者がわかるようになっている。当時では村の帳簿として重要なものであった。

(別項参照)

   検地水帳     (星野正三氏所藏)

(表紙)

                     弐冊之内 壱番

     武蔵国足立郡六ツ木新田検地水帳

(内容)

 西耕地

一、[弐拾六間/拾六間]  下田 壱反壱畝廿弐步 四郎左衛門

 同所

一、[拾間/八間半]    下田 弐畝廿五歩   四郎兵衛

 同所

一、[拾三間半/八間半]  下田 三畝廿五歩   勘右衛門

 同所

一、[弐拾壱間/三間半]  下田 弐畝拾四歩   同人

(中略)

 東耕地

一、[八間/五間半]    下田 壱畝拾四歩   四郎左衛門

 同所

一、[拾弐間/五間]    下田 七畝拾八歩   伝左衛門

(中略)

 右之寄

  上田  九町九反九畝廿四歩

  中田  八町九反九畝廿六歩

  下田  拾六町九反四畝廿四歩

  田合  三拾五町九反四畝拾四歩

                以上

 元禄十丁丑歳十二月 日   大関大助家来御検地惣奉行

                      興野権右衛門

                 同本〆   鈴木刑部左衛門

                 同断     丸田与右衛門

                 同 大目付  梁瀬甚右衛門

                 同 勘定奉行 服部五郎左衛門

                 同 竿手頭  松本貞右衛門

                 同 竿手   関屋彦右衛門

                 同断     安藤数右衛門

                 同断     深沢七左衛門

                 同竿差    鈴木吉兵衛

                 同断     東沢吉右衛門

              案内六ツ木新田

                名主  七十郎

                同   彦右衛門

                年寄  四郎兵衛

                同   五兵衛

                同   八郎兵衛

                同   喜兵衛

             (墨付六拾五枚表紙共)