検地帳は水帳(御図帳)(みずちょう)ともいう。数か村あるいは一村内における土地の上中下の品等(ひんとう)および各筆ごとに丈量査定をして、その所有者の名をあわせて記録した帳面である。この検地帳には野帳、請野帳および本検地帳の区別があり、野帳は検地実施の際に田畑の中において矢立を使い、横帳へ無雑作に書きとめたもので、この野帳に基づき一字ごとに請書したものが、すなわち請野帳で、さらにりっぱな美濃紙に書き上げ百子紙で表装し、それに上書して内容に印形を押したのが「本検地帳」と称するので、一目、一か村の一筆別に土地所有者がわかるようになっている。当時では村の帳簿として重要なものであった。
(別項参照)
検地水帳 (星野正三氏所藏)
(表紙)
弐冊之内 壱番
武蔵国足立郡六ツ木新田検地水帳
(内容)
西耕地
一、[弐拾六間/拾六間] 下田 壱反壱畝廿弐步 四郎左衛門
同所
一、[拾間/八間半] 下田 弐畝廿五歩 四郎兵衛
同所
一、[拾三間半/八間半] 下田 三畝廿五歩 勘右衛門
同所
一、[弐拾壱間/三間半] 下田 弐畝拾四歩 同人
(中略)
東耕地
一、[八間/五間半] 下田 壱畝拾四歩 四郎左衛門
同所
一、[拾弐間/五間] 下田 七畝拾八歩 伝左衛門
(中略)
右之寄
上田 九町九反九畝廿四歩
中田 八町九反九畝廿六歩
下田 拾六町九反四畝廿四歩
田合 三拾五町九反四畝拾四歩
以上
元禄十丁丑歳十二月 日 大関大助家来御検地惣奉行
興野権右衛門
同本〆 鈴木刑部左衛門
同断 丸田与右衛門
同 大目付 梁瀬甚右衛門
同 勘定奉行 服部五郎左衛門
同 竿手頭 松本貞右衛門
同 竿手 関屋彦右衛門
同断 安藤数右衛門
同断 深沢七左衛門
同竿差 鈴木吉兵衛
同断 東沢吉右衛門
案内六ツ木新田
名主 七十郎
同 彦右衛門
年寄 四郎兵衛
同 五兵衛
同 八郎兵衛
同 喜兵衛
(墨付六拾五枚表紙共)