千住宿の特徴

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 これまで見てきたとおり千住宿は街道沿いの一宿場という性格に留まらず、日光道中、水戸佐倉道の初宿という地位と、江戸四宿の一つという特徴的な性格を併せ持っていた。千住宿の修飾語句として用いられる「日光道中の初宿」、「江戸四宿の一つ」という言葉は、こうした千住宿の特徴的な機能を指しているのである。

 千住宿は町場としても大きな特徴がある。四宿では最大の人口規模(約一万人)を誇っていることである。これは、宿場機能とともに市場機能を併せ持っていたことが大きな要因であった。この千住の市場も江戸北郊の流通拠点であるとともに江戸の市場機能の一翼を担うという二面性を持っていた。

 さらに文化面で見ても江戸と郊外の接点にあったことから関東農村の文化を持つとともに江戸の文人達との結節点ともなっていた。

 このように千住宿は交通、流通、文化の三つの側面で江戸と郊外の結節点に位置し、繁栄を誇っていたことが最大の特徴であった。