市郡併合前後の千住市場

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 一九一五(大正四)年のデータを集めて編集された『南足立郡誌』(南足立郡役所、前掲)や『千住市場のあゆみ』(東京都青果物商業協同組合千住支部、一九七六年)には、市場の規模や売り上げ価格について別掲の一覧の数字を載せている。一覧を見ればこの市場の特性としてa規模のうちの投師の数やb取扱高のうちの東京市内への移出高など、千住の市場から他の東京市内の市場へ転送販売する事項が目をひく。つまり、この頃の千住の市場は、東京の市場機能を担っていたのであり、市内への転売が一定の規模を占めていたことが特徴であった。

大正期の千住の市場 a千住の市場の規模(1915年頃)
種別 戸数 仲買 投師 一年平均売上価格
青物問屋 32 32 数十 162,6000円
川魚問屋 3 3 - 10,0000円

 

b 取扱高等(1923年頃)
取扱高 3,177,500円 うち東京市内への移出高 958,100円

※出典=a:『南足立郡誌』(南足立郡役所、1916年)、b:『千住市場のあゆみ』(東京都青果物商業協同組合千住支部、1976年)より