現足立市場の前身

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大正から昭和戦前の流通面で、新しい市場の設置もあった。一九二五(大正一四)年二月、現千住桜木二丁目(当時は南足立郡西新井村大字本木字堤外耕地)に開設された東京北魚市場である。この市場は、現在の東京都中央卸売市場足立市場の前身であり、「千住の魚市場」との通称で親しまれた。その成立は一九二三(大正一二)年九月に現荒川区南千住(当時は南千住町地方橋場大字汐入)に開設された千住鮮魚販売所(汐入魚市場)を前身としている。ここは私設の自由市場で隅田川駅に近いという交通上の利点を得ていた。しかし東京市が官設の中央卸売市場を開設するにあたって、東京市域を区域内とすることが決まり、当時の府下に移転する必要が出たため、移転開業した。