乳泉石(にゅうせんせき)及び箱
カルシウムを含む石灰質の石で、高さ三八cm、縦横三〇cm、正面に「御夢想 乳泉石符」と記された箱に収められている。『風土記』には次のように記されている。
当寺ニ乳泉石トアリ。是ヲ削リテ婦人乳ノ出ル符トセリ。思フニ晶乳ナルヘシ。
この話を聞いてはるか遠くからもこの寺を訪れた人がいたという。また、豊前国中津藩主奥平大膳からこの石に毎年五両の寄付金が送られてきたという記録がある。明治以後、この石を削り配布することは中止されたという。一九八四(昭和五九)年一一月一四日、有形民俗文化財に登録された。
乳泉石及びはこ(足立区登録文化財)