木造閻魔王坐像

193 ~ 193

寄木(よせぎ)造で、高さが一・八m余り、玉眼が嵌入(かんにゅう)され、全身が朱の漆塗りである。体内の首の部分には「千住勝専寺廿二主斉誉、天下和順南無阿弥陀仏花押 日月晴明寛政元己酉年 重高運七月廿四日開眼願主照善」、背面には「昭和九年四月修善」と記されている。このことから一七八九(寛政元)年に開眼され、一九三四(昭和九)年四月に修繕されたことがわかる。一九八三(昭和五八)年一二月一六日有形文化財(彫刻)に登録された。

 閻魔王坐像は、山門を入った左側にある閻魔堂に安置されており、一月一五・一六日と七月一五・一六日に開帳される。門前には出店がたちならび、多くの参詣者で賑わっている。


木造閻魔王坐像(足立区登録文化財)

胄付具足(かぶとつきぐそく) かつて高瀬繁右衛門が秘蔵していたもので、慶事の折りなどに好んで着用したという。繁右衛門は弘化(一八四四~四八)のころ千住に住んでいた資産家である。この具足は一般に当世具足(室町時代末期以降に流行した具足の様式)とよばれる様式のものである。区内に残る具足は数少なく、一九八四(昭和五九)年一一月一四日有形文化財(工芸品)に登録された。


胄付具足(足立区登録文化財)