真言宗豊山派の寺院で、氷川山地蔵院金蔵寺と号す。『風土記』には
別当金蔵寺 コレモ吉祥院ノ門徒ナリ。氷川山地蔵院金蔵寺ト号ス。閻魔ヲ本尊トス。
とある。吉祥院(現本木西町)の末寺で、本尊は閻魔大王であった。『明治十年 真言宗明細簿』によれば、「開基建武二壬戌三月廿一日 開山恵龍」(正しい干支は乙亥)とあり、一三三五(建武二)年の創建と伝えられている。本堂内には三基の板碑が保存されている。一三三五(建武二)年、一四〇一(応永八)年、一四八二(文明一四)年のもので、いずれも阿弥陀一尊守板碑である。
『足立区文化財調査報告書 庚申塔編』には、金蔵寺の庚申塔として一基載っている。光背型阿弥陀如来庚申塔で造立年は不詳である。