四神文鏡(ししんもんきょう)
本殿に四面の鏡が納置されている。これらの神鏡は御霊代として奉安されている。その一面に四神文鏡がある。中心の鈕(ちゅう)の周の内区には青海波文で海を表現し、かつ秋津(蜻蛉(とんぼ))が表されている。鋳造銘に天保戊戌年(天保九年・一八三八)とあり、江戸時代後期に日本で制作されたことがうかがえる。
鏡立には、一八五四(嘉永七)年に米穀問屋が寄進した旨の墨書銘がある。当時の庶民の神社に対しての信仰をうかがえる資料といえよう。一九八五(昭和六〇)年一一月一二日有形文化財(工芸品)に登録された。
四神文鏡(足立区登録文化財)