少年団が一九四〇(昭和一五)年の紀元節に結成され、宮城(皇居)前の式典に参加した。伊藤さんが隊長だった。夜、遙拝に来る人のためにかがり火をたくのが役目だった。
その後、出征兵士の送迎や英霊を迎える式典に、ラッパ隊として度々参加した。北千住駅から国道四号線を突っ切り墨堤通りに出て、緑町まで行進した。英霊を迎える時は「○○の霊」と書いた幟を立てた。ラッパも足並みもゆっくりと行進するので、小一時間かかった。少年団は各町内会にあったが、一隊でラッパ隊を編成できたのは、緑町だけだった。そのために他の町に頼まれることも多かった。