鏝絵(こてえ)・潮汲(しおく)みの図

317 ~ 317

 鏝絵の名人といわれた伊豆長八の作品で、一九八二(昭和五七)年に有形文化財(工芸品)に登録された(伊豆長八については、二〇三頁参照)。

 伊豆半島の山腹から遠く大島を望み、砂浜の製塩作業を描いたもので、潮汲みの情景が巧みに描写されている。

 この鏝絵を所蔵する冨澤家は、江戸時代には左官材料を取り扱う商家であった。長八が、深川に住んでいた頃、冨澤家と親交があり、この絵を贈られたという。


鏝絵・潮汲みの図