昔のズシごとに栗原内を三つに分かれてまとまっていた各集落も、戦後、都市化が進んだことによって、どこまでが、どのズシの集落なのか、その境もわからなくなってしまった。しかし、かつてのズシの集落のあったあたりに行くと、今でも母屋と納屋や蔵をもった古い農家風の屋敷がある。また集落の入り口にあったと思われる庚申塔などの石造物があり(「二史跡と文化 栗原の石造物」参照)、ズシの集落の名残がうかがえる。また、以前ほど盛んではないが、現在もズシごとに定期的に人びとが寺院などに集い、お経を上げ、飲食する。囃子を行うなどズシとしてのまとまりが地域に生きている。