宇都宮釣り天井の予言伝承

171 ~ 171

八世日芸聖人のとき将軍家の危機を予言したという内容の伝承である。この話は著名で加藤敏夫編『足立区百の語り伝え』(足立区教育委員会、一九八六年)によると次の内容である。

 日光社参のため三代将軍家光が当寺に立ち寄ったが、その際に日芸聖人が道中に気を付けるよう、また宇都宮にはとりわけ厳重に警備をするよう進言したところ、世に有名な宇都宮釣り天井事件が発生したので、将軍家から日芸の代に限る十万石の格式と葵紋の使用許可があったという。