昭和に入り先駆的に市街地を目指した梅島には、比較的歴史の新しい寺院があり、住宅街の中に姿を現す。そのひとつが文彰寺(梅島一-二九-五)で阿弥陀山文彰寺と号する浄土真宗寺院で、本尊は阿弥陀如来。一九五一(昭和二六)年に千住中居町の常護寺を守っていた会谷和夫師(文彰寺釈教遵)が建立した千住の流れをくむ寺院である。同師は足立区仏教会の第五代理事長を務めた人物であった。また伯父で常護寺の正秀師は同会の一二代会長であった(『足立区仏教会その歩みと名鑑』足立区仏教会、一九八九年)。なお現在の本堂は一九六五(昭和四〇)年の改築による(『新修足立区史』上巻、一九六七年)。このほか日蓮正宗の実修寺(梅島三-七-七)が町内にあり緑豊かな景観を街に広げている。