講の道具

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一ツ家でかつて行われていた講に、念仏講・光明真言講・百万遍などがあった(二五三頁参照)。「大正九年第四月吉日 一ツ家講中仏具箱」と記された箱には、念仏講で使った金属製の小道具(香炉・燭台・飲食器(おんじきき)など)や鉦鼓・太鼓、光明真言講の銅鑼(どら)と銅〓(どうばち)(〓子(ばつこ))、百万遍の数珠などがしまわれ、社務所で大切に保管されている。

  栗原新田(一ツ家)の講道具(一ツ家稲荷神社保管)


百万遍の数珠と光明真言講の銅鑼など


講の道具を保管してあった仏具箱


大太鼓と念仏講の鉦鼓 大太鼓は祭りで使った


念仏講の鉦鼓の銘文
「文化十三寅年 栗原新田講中」


 ほかにも、昭和二十年代まで使われていた獅子頭一対(子どもがかぶり厄除けで各家をまわった)や、講や神事で使った掛け軸などもある。これらは、昔の地域文化を現代に伝える貴重な資料である。

  栗原新田(一ツ家)の講道具(一ツ家稲荷神社保管)2


厄除けで子どもたちがかぶった獅子頭 昭和20年代まで使われた


講で使った掛け軸