東栗原出張所跡(一ツ家三丁目一〇-一二)

259 ~ 259

 昭和四十年代、区では人口の増加に伴って、区民に最も身近な区役所として親しまれていた出張所の適正配置を進めていた。当時、平野では一九六八(昭和四三)年に住居表示が行われ、一ツ家では東栗原土地区画整理事業が進み、建築物を建てる土地が造成され、今後の町の変化も容易に予想されていた。こうした背景の中で、東栗原出張所は、それまでの第十一・十六・十七・十九出張所の各一部を統合し、一九七〇(昭和四五)年一一月、二二番目の区民事務所として業務を開始した。所管区域は、現在の平野・一ツ家・保塚町・六町・西加平全域と、青井・中央本町の一部だった。鉄筋コンクリート二階建てで、地域住民が利用できるように学習室や日本間の会議室などが置かれていた。


開設当初の東栗原出張所
(『写真で見る足立区40年のあゆみ』より)

 八六(昭和六一)年四月、出張所の再編成により、区内二五の出張所を一八の区民事務所とし、従来の所管区域を廃止し、どの区民事務所でも利用できるようになった。この地区には保塚区民事務所(保塚センター内)が置かれ、東栗原出張所は廃止された。

 区民事務所の跡地には、一時土地区画整理関係文書保存庫が置かれ、現在は駐車場などになっている。