足立区役所の歴史は、一九三二(昭和七)年に足立区が成立した時に、旧南足立郡役所の建物を利用し、裏の旧千住町役場を分室としたことに始まる。旧区役所の場所である。その後増改築を重ね、人口増加に伴う行政需要の拡大に対応してきた(詳細は別掲の略年表を参照)。
| 昭和7年10月1日 | 足立区誕生、旧南足立郡役所の建物を利用し裏の旧千住町役場庁舎を分室とした |
| 昭和9年 | 事務室、議事堂増築 |
| 昭和17年9月28日 | 新庁舎地鎮祭(千住一丁目一二番地の旧千住町役場を改装)(戦争で工事難航) |
| 昭和19年10月23日 | 落成式 |
| 昭和20年4月13日 | 空襲により焼失(千寿第一国民学校、現千寿第一小を仮庁舎とする) |
| 昭和22年8月 | 新庁舎建設開始 |
| 昭和23年4月5日 | 竣工 |
| 昭和29年 | 庁舎敷地内に産業振興館建設のため、南側庁舎一部を北側へ移転 |
| 昭和40年10月15日 | 新庁舎起工式(この間、千住一丁目、旭町、緑町に仮庁舎を設けて執務) |
| 昭和42年3月10日 | 竣工 |
| 昭和42年3月6日 | 執務開始 |
| 昭和53年 | 庁舎の一部増築 |
しかし、六七(昭和四二)年に改築した千住本庁舎も、都区制度改革による東京都から区への大幅な権限移譲も加わって、わずか一〇年で過密・狭隘(きょうあい)化していった。第二庁舎(旧梅島庁舎)や仲町分室などの老朽木造庁舎の使用や、七八(昭和五三)年には庁舎の一部増築を行ったが、根本的な解決には至らなかった。