中央公園は七一(昭和四六)年、当時の文化会館の南側に設置され、同時に蒸気機関車が置かれたことが話題となった。
足立区では、六九(昭和四四)年三月二五日を最後に蒸気機関車による急行列車が廃止された。区では消えゆく機関車をいつまでも残そうと国鉄に要請し、亀山機関区で廃車になった機関車を借り受けた。
この機関車はC五〇-七五といい、二九(昭和四)年一二月七日に川崎車輌工場で製造された。主に関西本線で活躍し、関西地区の経済発展に寄与したが、動力近代化のため、七一(昭和四六)年三月八日に廃車になったところに足立区の要請があったものである。総運転キロは約二〇五万七〇〇kmであった。
長い間、子どもたちに親しまれた機関車は、区役所移転工事に伴う中央公園の改良のため、九二(平成四)年に北鹿浜公園内に移設された。近年、再塗装を施し、車体の維持に努めている。
中央公園は、区役所新庁舎外構と一体化する公園として再整備が行われた。現状では財政状態の悪化で、暫定的な整備にとどまっているが、区の風土特性である川に囲まれた街をテーマに、防災広場としての機能を持つ、水と緑を中心とした憩いの場とすることを予定している。