東武鉄道西新井工場(梅田八丁目一四)

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 一九二四(大正一三)年、西新井電車庫として建設され、三八(昭和一三)年、西新井第三工事区となった。東武伊勢崎線には、西新井工場の他に杉戸工場がある。西新井工場は年間四五〇車両、杉戸工場は一〇〇車両の整備処理能力がある。本格的な工場の規模の建設は、五八(昭和三三)年である。この工場は、基礎工事を岩盤にいたるまで強固にし、また周辺より高く築いた。当時はアジア随一と言われる施設を備えた工場であった。出水のときには、周囲の人びとから「舟の上に工場が立っているようだ」といわれた。ここでは、現在検修区(法に基づく車両検査)としての機能と修理、改装の業務を行っている。敷地面積、四万六二〇五m2、建坪一万八二一二m2で、二五六人が働いている(二〇〇〇年現在)。

 荒川掘削によって、北千住・西新井間の軌道が変わり、その残存跡は現在補助一三七号となっているが、地図を見るとその延長上にある敷地の中には線路が続き、現在も引き込み線として活用されている。今はマンション沿いになっているこの線路には、「特急けごん・スペーシャ」などの車両が引き込まれ、検査や修理が施されている。特急車両は国賓が利用する場合もあり、整備には細心の注意が要求されるので、高い防護ネットに囲まれている。


工場内での作業(2000<平成12>年)