一月十一日

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正月十一日 朝ゟ皆晴
下男共鏡開之餅祝愛度、若主人八王子十日市場秋山佐造方へ
年始ニ行供才一郎、寒晒之餅米搗初、畑地行竹二郎町田茄子畑苗間(引脱カ)也
            かと屋
  一 元金三分       利平司
一 七拾六匁四分壱厘
  一 拾三貫弐百拾八文
     〆大数三両也 吉兵衛見せかけ
一 下堤善助娘きよ女年始ニ来のり半紙等貰也、野津田村常右衛門・藤七殿
年始来、手拭壱筋半紙扇子藤七殿ゟ貰、半紙弐状扇子壱対常右衛門
殿ゟ貰申候
一 昨十二月廿六日夜借家致居候米大工与申もの炉燃立候処、
葛駕屋火移り大変ニも可相成処、与頭幸助并我両人
にて見付消留候、薄礼与今日隣家之もの江酒振舞
迎ニ参候間、名代与して馬五郎遣候、已上
      諸法預り頼金控
  七分
一 金百両也       与五左衛門
  壱割
  一 金拾五両也      喜右衛門
        文久三亥正月済切
  九分位
  一 金拾五両也      おくみ
  親かけ
  一 金廿両也       文蔵
壱割畑小作取引無之
   一 金弐両三分也      権右衛門
  八分
  一 金三拾両也      源右衛門
        此口二日決
  壱割
  一 金弐両也       おなつ
  壱割
  一 金拾両也       小林又右衛門
  親かけ
  一 金拾両也       おきく
  八分余
  一 金拾弐両也      市五郎
  親かけ
  一 金拾両也       清二郎
  壱割
  一 金五両也       又二郎母
          此分おくみ也
  一 金三拾両也 但、非常手当用意無利足也
            手前もの
  七分
  一金廿五両也      杢兵衛
      十二月道助江入替
   〆弐百八拾六両三分也