正月廿八日 当賀御酒を備、主人五社明神拝礼ニ行
下男八郎・佐吉大丸江行、茂吉・竹二郎・馬五郎五反田山炭出ス、
詰かへ大工米二郎来
一 壱人 大工米二郎
一 半人 順二郎
一 別處吉兵衛借財片付ニ付、利右衛門・武左衛門両人江今日
金四拾両為持真光寺村懸合ニ遣ス也
一 熊坂吉之助来年始、野津田村又二郎・充之助・健造三人共
来、新宅ニ而剱術手合致候也、鹿之助野津田村へ行
一 真光寺村作左衛門殿吉兵衛借財懸合行届、無尽金六両当金
九両右ニ而済方証文請取申候、已上 忠右衛門殿ハ明日与申浅二郎方も同断
六三
一 壱両壱分 大豆弐俵
百廿九文
五六
一 壱両壱分弐朱 小麦弐俵
三百五拾弐文
内
三百文四百文貸シ 佐吉駄賃預り
引
〆百文直上遣ス
右之通り大丸村萬屋与申醤油屋江売申候
五五かへ廿七日分
一 金壱両壱分 大丸萬屋
壱貫三百六拾文 内高
右者今日半日分休日ニ付百文八郎江遣ス也
一 野津田村丸山伴助殿来、助郷金一条先方ゟ不申出前
当方ゟ願立候而者如何可有之哉被申聞、此義者先般金沢
差村之節、程ケ谷宿助郷願差出候事も有之候得共御取上無之、
依而者今度之事ハ如何候哉全先方ゟ助郷之義其筋江伺与
申事、然ル上者重而之証拠ニも可相成与存候、先夫迄ハ見合
可然哉奉存候、直帰宅