一月二十九日

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正月廿九日 朝曇、五ツ頃雪降四ツ頃歇也
 下男竹二郎湯舟懸肥ニ行、八郎大丸村へ行小麦売、宇吉・馬五郎・
茂吉荒句麦作伐ニ行、弁太麦踏、順大工来也
      一 小麦八斗        大丸萬屋押立柳家江売
          代金壱両壱分七拾弐文    但、五八かへ
                          六斗かへ
一 佐吉布田宿惣兵衛殿江行、五反田炭附行なり
一 名主吉兵衛昨年小兵衛地所高訳入用遣候処、万事
世話ニも相成候趣ニ而受納無之、仍而気之毒存候間、
文 本壱通り代金弐分弐匁五分求遣ス也
              弐人         順大
                         米代