目次
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梧山堂雑書 文久三年 上巻
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二月
二月一日
原本へ
二月朔日 朝曇
下男竹二郎本宿江桑苗採ニ行、八郎・馬五郎・宇吉五反田麦作伐ニ行、
佐吉・新之丞布田宿江炭附行也
一 真光寺吉兵衛畑之義古証文持参、元地主共故障無之候ニ付
高抜願出候処、地頭所ゟ申付、他村江売渡候地所売戻候様
申付り候趣申之、左候得者廿五両御求被下候ハヽ差上可申旨
相答候処、拾五両ニ而買戻候様与申之、組合もの如何取計可申
旨申出候、夫ハ余り手前勝手与申もの也、何明日罷越其上
之事与及挨拶候
弐人 順・米大工