二月廿二日 朝ゟ曇、雨少々
下男馬五郎・和吉昼前平久保竹伐ニ行、七蔵長坂谷杉足露
代、夫ゟ大石久保同断、馬五郎・和吉葛ふぐ採夫ゟ木部屋江そた入、
八郎湯舟ゟ木枝附る也
一 大谷村市蔵年始来、手拭前かけ半紙為挨拶与金百疋
年玉遣ス也、其節咄恩田村半兵衛小野路村鹿之助、
御勘定御奉行一色大和城守様
御上洛御先供被仰付、御取締石井鑵之助様御付添、
右御供致候様吉田僖平二様御差図之処、鹿之助ハ
変死人一条出府之由届ケ来候ニ付、半兵衛忰三作御召連
之由、勘右衛門・彦左衛門等ハ御召連無之由、此段市蔵申聞候
間、控置申候、已上
一 鹿之助・貞造両人山際村十郎兵衛崩落候見舞ニ行、
野津田村又二郎来、風邪全快、此節母不快之由被申聞候、
鹿之助七ツ時帰り