二月二十三日

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二月廿三日 朝ゟ雨降也
下男馬五郎・八郎・和吉三人共糞俵拵へ馬屋肥マツかり拵へ
一 別處利右衛門来、三郎兵衛畑貝取無尽引当武左衛門栗ケ沢
畑廿壱両也、屋敷下別處向弐ケ所廿五両、尤引分候由申聞候、
武左衛門・幸右衛門両人参可申昨年売渡候山之義当秋五両遣積、
春中弐両弐分畑弐ケ所小作之義余人江為作候ハヽ、壱両与
いたし可申由申談候、次娘ふて事順大工藤左衛門、長兵衛ゟ
娵遣候様申之如何可致哉問合有之候間、挨拶左之通り、
貰候而も呉候而も親ニ承知之上者聊故障無之、我等
引請世話致候義者不相成、跡々奉公人風義もかゝわり候
間、不悪様可存旨申聞候
一 下堤源左衛門孫奉公引越老母連来申候、給金等之
義者先日佐左衛門江申聞候間、可承段お久ゟ申聞候