三月二十五日

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三月廿五日 朝雨少々、追々天気ニ相成申候
 下男八郎・和吉両人町田郷地摘田荒越シ土入等も出申候、昼ゟ
畔ぬり等致也
一 向阪丑太郎・八蔵・小右衛門・六兵衛・権右衛門・政二郎・源二郎・
東幸右衛門甲州道中国領宿吉野屋迄御長持向ニ行
一 別處惣兵衛大蔵村ゟ娵貰申候、仲人村方水口源左衛門広目
継酒壱升五合程、半紙弐状新客共使馬五郎案内人八兵衛
夫婦也
一 御三家様紀州公之御用書橘樹郡高石村江御預
相成、尤番人足手当之義者紀州様ゟ被下置候由、与兵衛
忰亀之丈申之候