四月九日 朝ゟ曇、九ツ時ゟ雨降也
下男和吉関普請行入用六拾八文余割也、八郎菜種
苅ニ行
一 主人甲州道中日野宿江行、石田為吉居合貞蔵同道
同人咄、浪人組之内日野宿扇木屋兵助与申もの吾妻
屋忰青柳もの三人勇門人帰府、近藤者門人并浪人
組之もの都合廿人程 将軍様御還御之節御供
帰府いたし度由、奉願上御聞済之上京地御差留之由、外者
去月廿八日本庄江参候由、清川八郎抔重立市中町人共之
物持江軍用金無心申入、尤直段懸合ニ者無之町名主又ハ
与力衆案内ニ而押歩行、凡十万両程出来候由、彦五郎
咄御座候
一 鹿之助谷本・中鉄・寺家・岡上迄行、差村一条廿九日
中仙道筋助郷新規被仰付、中野・田無・所沢抔も一同
御請いたし候由、東海道筋品川・川崎・神奈川・程ケ谷
四宿助郷新古共、願人程ケ谷惣代恩田村半兵衛・神奈川惣代
中鉄村藤右衛門出府之由、偖々困り入候事ニ御座候