目次
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梧山堂雑書 文久三年 上巻
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六月
六月十九日
原本へ
六月十九日 朝ゟ雨降也、四ツ半頃ゟ晴
下男八郎・和吉五反田草採ニ行、夫ゟ馬場粟三番目
作伐也
一 若主人佐重郎供上溝村江行、野津田又二郎同道
泊り也、今日帰り半斎見舞等ニ行也、品々薬礼も
持参也、七ツ時帰宅
一 宮坂お熊母病気之処昨夜九ツ時死去致、
実に馬鹿女ニ而村方者勿論近村ニ迄能言
もの小児至迄壱人も無之、落合五人組江沙汰
及同村江遣シ申候、為知行之もの龍蔵・源太郎也
一 弐人 桶屋金壱分遣ス