八月十六日

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八月十六日 朝ゟ曇又雨降也
下男八郎・和吉荒句畑耕ニ行昼ゟ同断、味噌たきなり、
お熊・おきよ・さと
一 上溝村ゟ九兵衛使ニ来、鰺・栗等貰申候、幾四郎容子
承り也
一 御相給潰百姓忠兵衛広目也、女房ハ親忠兵衛娘也、
夫ハ他ゟ聟ニ参候もの也、娘六是江聟半原出生之人
圖師村弥右衛門親分ニ而貰今日吉日ニ付、懸り役人百姓代
向三軒両隣り組合等控候様差図致申候、親忠兵衛者
上下宿并通新屋敷迄、村役人ハ不残歩行也、娵六ハ
五人組ゟ七左衛門女房花引、聟金五郎ハ組合半左衛門也、
忠兵衛・七左衛門忰也、我等方へも引膳貰申候、二膳
一 旧冬ゟ御地頭所江差出候金子員数、道助・鹿之助
立会取調申候
一 野津田三左衛門殿来、先達而次右衛門・嘉右衛門明神ニ付、
十二座神楽催候一条不束ニ付願立候趣申聞候、差出候様
被申聞、右ニ付野津田村源右衛門・常右衛門江明日参候様書面
遣シ申候、已上