九月二十日

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九月廿日 朝ゟ曇
下男八郎・和吉・馬五郎・弁太・きよ・お事・お熊・お中・
宇右衛門女房都合九人五反田稲扱也
一 御取締増山権助様東海道神(川カ)崎宿御用先よりゟ
囚人恵俊外弐人悪事先取調置候様被仰付候得共、
此義者度々御達御座候間、取調置候全ハ余り延日ニ付
被仰聞候事与察入候
一 長州公者基ゟ一騎御催之思召有之候、是等も
全以異人故之事
一 御代官江川太郎左衛門様御上下拾弐人道助方御旅宿、
詰番役人善助・鹿之助、才造
一 芝崎村名主次郎兵衛・年寄元右衛門供壱人違作引方
願罷出候得共、御取用ニ不相成拙宅江引取三人
共泊り也
一 五反田金比羅籾六拾五杯外散穂有り