十月八日 朝霧強後晴
下男八郎・上宿政二郎五反田麦蒔ニ行、菊二郎より申出候間
遣ス也、馬五郎・和吉万年屋裏山薩摩芋掘ニ行、
九六由五郎外壱人来、五反田散抜也
一 九六由松外壱人
一 お菊・お雪・新屋敷又吉娘供七蔵上溝
綿屋江買物ニ行、明日山際村江行候積也
一 石田為吉殿上溝村ゟ来送大能与申男直帰る、
小山田村江寄当春中蚕を雇候代吉持参之由、
藤左衛門与申もの也、其節咄同村忠右衛門与申もの
新山之畑地所取戻懸合初候由、久保藤吉方相手取
一躰十ケ年前太右衛門出勤中出入及候場所也、又兵衛方者
只引合之由、右地面色々入狂折候由御座候
一 大坂表ニ而者御代官内海佐太郎様与申御方
浪人共伐殺候由、種屋之手代大坂表ゟ書面遣候由、
郡内之もの相咄候趣石田為吉咄御座候