十月十四日

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十月十四日 朝ゟ曇、夜ニ入雨降也
下男八郎・馬五郎・和吉裏荒句田稲苅、又町田郷地
稲苅ニ行
一 才造弟文右衛門・千せ両人之七ケ年季(忌カ)之
法事也、忠左衛門同道行供喜市も行、夫ゟ小山村小平二
方江馬見ニ行、奈良抔境迄見送り行なり
一 八右衛門縁段咄之義冬日過候ハヽ先家来遣候積、
五、七日逗留之心得也、帯代之義者三両ゟ五両迄
先様思召次第与及挨拶候
一 山崎村馬食長二郎方ゟ黒馬壱ツ為引来、忠左衛門
見之申候、是者酒屋ゟ被頼候由御座候、如何ニも足之
爪気ニ入不申候由被存候
一 おきく八王子十夜江行六左衛門女房忠兵衛娘
三人なり秋山方江立寄也、横山宿川口与三郎
外壱人江封状頼遣ス也
一 野津田石阪又二郎殿来也、東前ニ而分宅内江行也
一 俗銘(名カ)お千瀬七ケ年季(忌カ)供養、菩提寺清浄院
五人組壱軒ニ付壱人宛石久保小橋菴主弟子供都合
三人来、我等方上居之分不残道助方同断