十月二十四日

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十月廿四日 朝ゟ晴、西風又南風也
下男八郎・和吉・馬五郎昼前福全田萱苅行、夫ゟ
湯舟麦作伐也
一 野津田伴助殿来、八王子千人同心神奈川宿
警衛木曽通原町田泊り通行、然ル処以来例に
相成候而者困り入候間、木曽・町田両継ニ不相成様先村へ
懸合申度、右ニ付明日当り村方助郷之分寄合
いたし、相対之上其趣木曽・町田両村へ相断置
申度旨被申、尤之事与存候
一 京都ゟ近藤勇書面来、芹澤鴨・平山五郎
変死之趣申越候、右ニ付親病気之事ハ可然
取計呉候様、會津公藩中ゟ書面迄添
来申候、夫ニ付色々事御座候、異聞録ニ控御座候
一 小山田若林ゟ相原行之書面来、石田忰より
可申述候