十月廿七日 朝ゟ曇
下男八郎・馬五郎・和吉福全田萱苅ニ行、和吉朝作り
五反田懸肥
一 米四俵三斗 町田郷地手作り
一 米五俵 六蔵
一 米五俵 忠五郎
一 昨夜ニ入髪結浅二郎山際村ゟ帰り、惣七道同同人より
三軒江菓子折壱ツ宛貰申候、山際村酒屋馬負金三拾両頭金、
並互ニ而出来下馬牽来申候、誠ニ以惣七初而馬喰ニ而偏に
忠左衛門様之御影と悦申候、先方酒屋ニ而も存外之悦御座候、
全以鹿之助世話ニ而拾両金下直之趣才造ゟ申越候
一 今日小山田若林丹二郎・野津田伴助、大蔵・野津田・岡上四ケ村役人
より、以来原町田江人足差出候事ハ不相成、又木曽村へも
御鷹御用之外者一切人足等差出不申、小野路助郷之事故
外村江者人足等一切差出不申趣両村役人江断候積也
一 下女弐人并弁太三人共荒句麦踏、夫(ゟ脱カ)馬場畑ニ行也
一 道助昨夕方染屋粕屋兵右衛門方ゟ帰申聞候、□□三郎事
登戸玉川弥兵衛方へ当分之内引渡申候、辛抱之次第より
可返も難計其節者又々咄可致、一躰疾可申上之処無人故
彼是混雑延引ニ相成候由、兵右衛門殿ゟ申越候、心配之段察入候、已上
一 瓜生市三郎殿方へ行貞蔵縁段之義来月下旬与申事
相咄申候、仲人之義も三郎左衛門殿留主候得共忰延二郎殿江申聞
帰宅相成候ハヽ、御頼被下候様対置候、愛度
一 信州種屋谷吉与申人、同州松代ニ罷在候佐久間修理
与申名高人額面壱枚貰申候、静華与額地御座候、
今晩泊り也