十一月廿三日 朝ゟ晴
下男八郎・和吉両人共登戸行、風邪見合湯舟之
炭山江行、馬五郎者拾ひ萱苅ニ行、是者手前仕事也
一 今日又二郎方村役人招候事故、道助・才造・利平二・
手前迄被招行、足痛ニ付見合候
一 荻久保清二郎母来、聟貰候間金子貸呉候様
申之、無尽金預り之内五両遣可申、然ル上者来春
ゟハ半口者先方ニ而懸候様申遣ス也
一 分家八右衛門母当月廿日病死廿壱日葬式廿二日
見舞今日寺参ニ行
一 山際村喜右衛門方より貞造・おゑひ重箪司
附来也、為祝義与馬方江壱朱遣申候、八右衛門乗合也
一 野津田又二郎方ゟ使来、酒壱升・牡丹餅・半紙弐状祝
遣候間、幾久敷愛度受納
一 別處善左衛門方ゟ娵披露新客来、案内人才兵衛・
市右衛門女房也