十二月廿六日　朝ゟ晴
下男和吉湯舟槇木脊負、八郎登戸江行、馬五郎
別處内江行
一　宇右衛門女房頼麦割ひキ也
一　今日者村入用割渡シ、角屋利平二殿宅村役人
不残立会也
愛度節分越年也、男ハ和吉相務無滞相済
家内一統無事也、今年計り春中より病人無之薬礼
等一切無之、近来珍敷年御座候、家族一同打寄
甲子之春を迎江、千靍萬喜愛度、珍重々々也
老波より来る門に松風の声高砂に甲子春
一　鮭壱尾、半紙拾状
一　木綿藍味甚（微塵カ）端物壱反
　　　　〆三品　　　　　　　野津田村
　　　　　　　　　　　　　　　　　健造
右者是迄手習学門為致候処、今年引込
愛度為挨拶与呉候間受納致す也
一　壱分弐朱　　　　　　　又八
　　　　　　□□拾壱也
　　　　　小作金御年貢差引取
　　　　　　　　　　　村方
一　金弐分壱貫文　　　　　捨五郎
　　　　　亥年小作金并利分
　　　　　　　　　　　大工
一　金壱両弐分　　　　　　順二郎
　　　　　右者七月貸廿両利足
　　　　　　　　　　　　瓜生
　一　鮭壱本　　　　　　　　市三郎
　　　　　為年暮与三左衛門持参致也
一　花色木綿壱端　　　　　与五左衛門
　　　　　外鮭壱本為年暮与貰申候、已上