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土方歳三討死(沢忠助届)に関する彦五郎メモ

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 立 主税様        友次郎拝
    御答              
 
貴札忝拝見仕候寒冷之節御座候処
先以御一統様御揃愈御勇健被成御座候
珍重之御儀奉存候然者 土方様ニ茂
戦死被遊御同前二奉残念存候随而
先達御預リ物致居候処澤忠助様
東京江御越之砌度々御使被下候ニ付
御渡し申候尤 亡君右之仰二者今度
討死致候節者 御在所八王寺江
差送リ候様被仰付居候処不計
澤様ゟ御使被下候故御渡し申候
尤小子御存之御方者嶋田様
尾関様江御渡し申度存念ニ
御座候へ共不能其意無余義
右之仕来ニ致候間不悪御承引
可被下候其後六月出之御状
七月十七日ニ中嶋様ゟ御書状
御遣し被成下候へ共澤様へ御渡し
申候後ニ相成其由七月廿日ニ
津軽弘前江帰国致候ニ付在々御返
事差出し申候筈如何御覧被下候哉
奉遠察候何分ニも右之仕合故
宜敷御披露被成下度此段如斯
御座候已上
  十一月二日
             友次郎 拝
 立川主税様
     貴下
 
 乍末
 御一統様可然様御伝言
 可被成下候
 亡君之御法事相営月々
 御仏事致居候間此段乍御
 序申上候則御法名
 近藤様之御振合ヲ以左ニ申上候
  明治弐年
 歳進院誠山義豊大居士
  巳五月十一日
 
  明治三巳年
 歳進院誠山義豊大居士
  巳五月十一日
  歳