嘉永七年 五日乗尻

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嘉永七年 牛刻迄夕立ハ半迄晴   五日乗尻
代采女大夫成久
一番因幡介昆顕脇坂殿御馬遅足
伊勢守季盛梅ノ三四郎
二番隼人大夫年顕中ノ音吉
浄衣代富次郎大夫顕總
佐渡介成麗梅四郎兵衛
三番駿河介経泰池ノ惣兵衛
代左京之介大夫保身
能登守保逞岡ノ八蔵
四番出雲守季康三ノ又四郎
代内蔵之進大夫貞清
出羽介全清梅ノ源之丞
浄衣代順吉大夫信直
五番備前介保皆八幡枝尭太郎
代越前介季言
美濃守重正梅庄金
代大隅詣顕
六番近江介季矩岡清五郎
主税之介大夫起清池亀吉
代甲斐介季方
七番摂津守秋直梅三右衛門
浄衣代富次郎大夫顕聰
式部大夫保甫梅ノ音松
八番安芸介顕行三ノ又三郎
大和介保右三ノ庄三


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九番上總介経福池ノ音市
筑後守顕純南丑之助
十番肥前守光経南藤五郎
播磨介陳季池ノ磯吉
階下正四位下季徳 扶持 季通
従五位上顕美 扶持 顕男


 
一 朔日所司代季治、後見顕純・成麗。
一 五日後見左方清康・清崎、右方保一・清得。
一 七番右式部大夫保甫馬場表乗下聖神寺ニ而臨時所労ニ而

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  六番右之名代浄衣冨次郎大夫顕聰名代乗馬之事。
一 九番・十番之番及夕方候。御神事被急候間、小振無
  之事。
一 階下大皷社頭返脚参候処、御所屋前切芝小口ニ而雑色
  大皷ヲトシ楽ミジンニ成、先其侭社頭ヘ預相済候。事
  済切酉剋比。但シ楽ハ社中ニ而修覆ニ相成候事。
 
嘉永七寅年十一月廿七日
改元安政