安政四年 足汰乗尻

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  五月一日足汰乗尻
倭文御庄上々往久出羽守季言脇坂淡路守殿馬
代直之進大夫氏生
金津御庄上々主税之介大夫起清梅ノ三四郎
代順吉大夫信直
安志御庄中下保文千加若大夫道顕岡ノ清五郎
土田御庄清基冨次郎大夫顕聰池ノ音九郎
代主水大夫重季
福田御庄保暁番之時入直一度右京之介大夫重崇山ノ猪之助
脛長御庄下々重武素駈之時傳奏桟敷前落馬故入直民部大夫季徳梅ノ羽右衛門
舟木御庄中下志直素駈入直宮内之介大夫當顕池ノ惣兵衛
宮川御庄宏顕出雲介季壽岡ノ八蔵
淡路御庄下上邑顕素駈之時出口ニ而落馬大隅詣顕梅ノ次郎吉


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出雲御庄昭直主計之介大夫定清梅ノ庄左衛門
番之時止口落馬
竹原御庄中上貨顕馬彦大夫真直同藤左衛門
正祢宜政久吉次郎大夫季愛三ノ又四郎
正 祝重名延次郎大夫厚直松ヶ崎熊八
権祢宜中下右久蔵光大夫价保梅ノ音松
権 祝光久源大夫重直三ノ又三郎
片岡祢宜保盛権之介大夫順保梅ノ四郎兵衛
片岡祝静平駒之介大夫季輝幡枝九市
貴布祢々宜中上命久右近大夫成城梅ノ権兵衛
右近大夫
貴布祢祝康久蔵之進大夫定清池ノ磯吉
蔵之進大夫
新宮祢宜上下季快助彦大夫季春同音市


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代保皆勤
所司代季言後見重誠保房


 
一 脛長御庄乗尻民部大夫季徳素駈之時、傳 奏桟敷之前ニ而落馬、且烏帽子落故
  入直。次ノ舟木御庄も駈了而入直ニ相成、民部大夫季徳番之時者所労ニ付新宮祢宜乗尻
  名代徳次郎大夫伯清乗馬之事。