藤江別所遺跡

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(古墳時代〜室町時代)藤江字別所
 
 御崎神社の西斜面裾部には、大昔に鉄の船が沈んだため、赤い鉄気(かなけ)の水が湧き出したという伝説が残されています。そこに明石市の下水ポンプ場建設が計画されたため、平成6年(1994)に発掘調査が実施されました。その結果、直径5m、深さ4mの素掘りの井戸が検出されました。その井戸から古墳時代の車輪石(しゃりんせき)(腕輪)・銅鏡、さらに勾玉(まがたま)などが出土しました。当地を治めていた首長が祭祀を行った神聖な井戸跡と思われます。【マップ中・西35】
藤江別所井戸