(奈良時代)硯町3丁目
明石川右岸の沖積地に位置し、地表下1.3mで奈良時代末から平安時代初期の土器を30cmの厚みで含む層を検出しました。遺物は須恵器(すえき)の杯身(つきみ)・杯蓋(つきふた)・高杯(たかつき)・甕・壺・円面硯(えんめんけん)、土師器(はじき)の甕・壺、飯蛸壺、平瓦、丸瓦等が出土しました。特に、硯や瓦等の出土品から見て、調査区から1km北の明石郡衙(ぐんが)に比定されている吉田南遺跡と関連する遺跡と考えられます。【マップ中・西7】
硯町(すずりちょう)遺跡