(奈良時代)太寺2丁目
標高30mの中位段丘の先端部に位置し、現在の高家寺(こうけじ)境内の東南隅に塔跡の土壇(どだん)・礎石(そせき)・心礎(しんそ)が残存しています。明石市内で最古の寺院で明石郡の郡寺であったといえます。平成14〜20年(2002〜2008)にかけて高家寺の北に隣接した場所及び境内の発掘調査を行ったところ、掘立柱建物跡、瓦窯跡、鋳造炉(ちゅうぞうろ)跡などが検出されました。このことから寺の建立や再建に伴い、瓦や仏具を周辺で生産していたことがわかりました。【マップ東13】