東野町(ひがしのちょう)遺跡

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(飛鳥時代〜奈良時代)東野町
 
 標高約30mの中位段丘の突端部に立地した遺跡です。飛鳥時代から奈良時代にかけての掘立柱建物跡や溝や土坑などが見つかっています。土坑からは須恵器や土師器などの土器とともに、「あわびおこし」あるいは土器製塩の際の撹拌(かくはん)棒と判断される棒状石製品が見つかっており、明石海峡で活躍した海人(あま)集団の集落であったと考えられます。
東野町遺跡