赤根川遺跡

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(奈良時代〜平安時代)大久保町西島
 
 赤根川河口より約600m北の河岸段丘斜面部に立地し、8世紀中葉から9世紀前葉の焼け損じた飯蛸壺や製塩土器が多量に見つかっています。飯蛸壺はすべて釣鐘(つりがね)形のもので、製塩土器は底部が丸く口縁が外反する煎熬(せんごう)用のものと、底が尖った鉢形の焼塩用のものとがあります。これらの土器を生産し、河口から積み出していたことがうかがえます。
赤根川イイダコ壺