目次
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1.遺跡
明石城武家屋敷跡
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(江戸時代)鷹匠町・大明石町・東仲ノ町・山下町・上ノ丸
明石城は、段丘を利用して主郭(しゅかく)部をつくり、それを取り囲むように中堀と外堀とが二重にめぐらされていました。現在も残る中堀と明治時代に埋め立てられた外堀とに囲まれた範囲には家臣たちの武家屋敷が建ち並んでいました。武家屋敷跡の調査は昭和60年(1985)の山陽電鉄立体交差事業に伴って行われたのを皮切りに、現在まで200カ所以上の地点で行われてきました。建物跡や井戸、水道管など、武家の暮らしぶりを示す遺構が数多く見つかっています。