明石城 巽櫓(たつみやぐら)と坤櫓(ひつじさるやぐら)

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(昭和32年6月18日 国指定重要文化財)明石公園
 
 元和5年(1619)初代藩主小笠原忠政(おがさわらただまさ)が明石に新城を築城した時に、本丸の四隅にはそれぞれ三階の櫓が建てられました。現在では、東南隅の巽櫓と西南隅の坤櫓が残っています。巽櫓は明石川河口の船上城から、坤櫓は京都の伏見城から移築されたと伝えられていますが、近年の調査研究により、寛永8年(1631)に起きた火災により焼失したため、共に再建されたものと考えられています。その後、数度の修復を経ていますが、江戸時代初期の城郭建築の面影を残しています。【マップ東25】

■巽櫓


■坤櫓