(平成21年3月24日県指定文化財)太寺2丁目10
本堂は、元和年間(1615〜1624)に初代藩主小笠原忠政によって再建したといわれ、市内に現存するなかでは、最古の仏堂です。正面5間、側面5間で、向拝(こうはい)をもつ寄棟(よせむね)造りの建物です。中世の仏堂形式を取りながら、側柱が角柱であることや、脇障子(わきしょうじ)があることなど、他とは異なる特徴を持っています。建物は老朽化しており、また、兵庫県南部地震によって著しい損壊を受けたため、平成15年(2003)に解体修理が行われ、元の姿に復元されています。【マップ東13-2】