岩佐家住宅主屋(おもや)・土蔵

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(平成19年7月31日 国登録有形文化財)野々上3丁目2
 
 岩佐家住宅は明治37年(1904)に建てられた住宅で、明治以降によく見られる典型的な農家の形式を示しています。主屋は木造二階建てで外壁を黒漆喰塗とする塗屋となっており、起(むく)り破風(はふ)(凸形の破風)とともに重厚な外観をみせています。土蔵は木造二階建てで、外壁は白漆喰(しっくい)塗、屋根は本瓦葺きの切妻(きりづま)造となっています。昭和47年(1972)に新幹線西明石駅の開業に伴う急速な都市化により、農村の面影を残す農家はほとんどなくなり、岩佐家が最後に残る証(あかし)となりつつあります。【マップ中・西25】
岩佐家