(平成20年8月6日 兵庫県登録有形文化財)魚住町西岡1377
嘉永(かえい)元年(1848)創業とされる大きな老舗(しにせ)蔵が瀬戸川沿いにあります。広い敷地に6棟の風情のある酒蔵と洋館が建っています。それらは市内で初めて県の登録文化財となりました。写真は大正初期に建てられた木造寄棟(よせむね)造りで瓦葺き二階建ての洋館で、昭和初期に茨木酒造が譲り受け、現在も事務所として使われています。精米所(せいまいしょ)、仕込み蔵と澄まし蔵は明治中期に、引き返し蔵と瓶詰め場は大正初期に建てられたとされています。明石の酒造場の実態を今に伝え、地域の景観形成に大きく寄与しています。【マップ西12】